JA アグリあなんで収穫される主な農作物
人参

春一番で届く、柔らかくて甘い、アグリあなんの「春にんじん」。
春にんじんの出荷カレンダー
徳島県は3月~5月の出荷量は日本一!この時期に出回るにんじんのほとんどが徳島県産です。
また、徳島県のにんじんの年間生産量は、北海道、千葉県に続いて、全国3位です。
春にんじんの紹介


アグリあなんの春にんじんは大野地区で栽培されています。
寒い冬を越えて、春(3月~5月)に収穫する春にんじんは、大型のトンネルハウスで大切に育てられています。
雨の当たらないトンネルハウスの中では、春にんじんは乾燥した状態で生育します。このため、アグリあなんの春にんじんは「柔らかくて、甘い」ことが特徴となっています。
長い年月をかけて栽培技術の改良と努力を重ね、徳島の豊かな風土と気候の中でのびのびと育った、春にんじんをぜひご賞味ください!
にんじんの歴史
和名:人参(にんじん)
英名:Carrot
にんじんの原産地は、中央アジアのアフガニスタン周辺といわれています。日本には、細長い東洋系にんじんが16世紀頃、中国から伝えられました。一方、現在の主流である太くて短い西洋系にんじんは、明治時代に導入されました。徳島県での栽培は、昭和40年頃から急速に拡大しました。
世界の生産量は、中国がトップで、ウズベキスタン、ロシアと続きます。ウズベキスタンの国民食「プロフ(オシュ)」には、にんじんがふんだんに使われます。
日本の輸入先は中国が大部分ですが、にんじんジュースは主に米国やニュージーランドから輸入しています。
春にんじんの活用方法
栄養成分
にんじんには、β-カロテン(ビタミンA)、カリウム、食物繊維などが含まれています。
体内でビタミンAに変換されるβ(ベータ)-カロテンは、特に外皮の近くに多く含まれているので、皮を薄く剥くか、皮ごと調理しましょう(最近のにんじんは表面を洗浄してあります)。また、β-カロテンは油に溶けやすいので、油と一緒に調理をすることで吸収しやすくなります。
選び方
○ 色は、全体的に赤みが濃いもの。
○ 表面は、なめらかでツヤがあり、皮に張りのあるもの。
○ 葉を切ってある場合は、切り口が茶色くなっていないもの。
× 葉の切り口が太いものは、芯が太く、根の部分も固いことが多いので避けましょう。
保存方法
- 葉がついている場合は、切り落とします。
- 表面の水気を拭き取ります。
- 新聞紙に包み、穴のあいたポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
調理方法
にんじんは、カレー、シチュー、煮物、サラダなど、和洋中のジャンルを問わずさまざまな料理の具材として使うことができる野菜です。特に、柔らかさと甘さのある徳島の春にんじんは、にんじんのきんぴら、にんじんスープ、にんじんのグラッセ、にんじんしりしりといった、にんじんの素材そのものをメインにした調理方法もおすすめです。
洗う時は手でやさしく洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。また、加熱調理すると、より甘さを引き出すことができます。