JA アグリあなんで収穫される主な農作物
みかん

温暖な気候が育てる、アグリあなんの「みかん」。
みかんの出荷カレンダー
みかん紹介
みかんは昔から栄養の宝庫と言われ、ビタミンCやカリウム、カロチン等を多く含んでいます。また果肉にはβ(ベータ)クリブトキサンチンも多く含まれます。
アグリあなんのハウス栽培は、10月中旬~12月にビニールハウスで加温し、冬には純白の花が咲き、4月下旬からみずみずしい果実が収穫されます。ハウス栽培のため、温度や水分をコントロールしながら育てるため、露地栽培のみかんに比べやや小玉ですが、糖度が高く酸味が適度なため、おいしいと評価の高いみかんです。気温の高い時期には冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめです!
昭和40年代後半に露地栽培の温州みかんが生産過剰になって、価格の大暴落を招きました。そこで昭和50年にみかんの価格低迷の打開策として阿南市山口町で3戸、佐那河内村で2戸の先駆者がハウスみかんの栽培に挑んだのが始まりです。先駆者は、生産技術の開発と、きめ細かい販売ルートの開拓で、昭和55年頃は、出荷量と品質において日本一を誇りました。現在は、高齢化や老齢樹による収量減、重油高による燃料費・資材費・運賃等のコスト高により厳しい局面を迎えていますが、産地として信頼される高品質果実の生産を維持し、より良いハウスみかんを皆様に供給していきたいと思います。
みかんの歴史
和名:温州蜜柑(うんしゅうみかん)
英名:Citrus unshiu
柑橘の原生地は3000万年前のインド近辺とされており、中国では紀元前1000年頃に栽培されていたそうです。日本では「古事記」や「日本書紀」において、みかんの原型と思われる果実の記載があります。現在、一般にみかんと呼ばれる「温州(うんしゅう)みかん」の原産地は、日本の九州・八代海(やつしろかい)沿岸といわれています。江戸時代の後期から栽培がおこなわれ、明治時代には生産が増加しました。
世界のみかん類の生産量は、中国がトップで、次いでスペイン、トルコなどで多く生産されています。
みかんの活用方法
保存方法
- 風通しの良く、涼しい場所に保存します。
- 腐ったみかんは、すぐに取り除きます。
ハウスみかん
アグリあなんのハウスみかんは、西日本有数の銘柄産地です。出荷市場は、京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・岡山県・広島県・徳島県です。ハウスみかんの特徴は、皮が薄く食べやすく、とっても甘い!京阪神市場においても味の良さには高い評価を頂いています。出荷のピークは7月中旬から8月上旬となっており、お盆の贈答用として重宝されています。


ハウスみかんは温室ハウスで大切に育てています。

JAアグリあなん

品種:上野・宮川

化粧箱のみかん。贈答用として人気が高く、光センサーによる選別により甘さは抜群、高品質のハウスみかんです。

アグリあなん選果場


ハウスみかんは先人の努力により高品質のみかんとしてカンキツ産業の牽引役として広く知られるようになりました。
大型店舗での販売も大人気で多くの家庭の食卓を色取ってきました。
ハウスみかん栽培の取り組み
さらなる品質向上をめざして
- 加温開始時期の適正化を見直しよりよい品質の為に。
- 適期防除を考え、被害果の軽減による品質改善に更なる努力を。
- 夏季の高温対策と短期低温貯蔵法の利用を行います。
- 光センサー選果機による評価と園地別データのフィードバック体制の確立を行い、品質の向上を図ります。