木頭果樹研究会
那賀町木頭地区では、柑橘類の作物がなかったため、昭和36年からゆずを作り始め、昭和38年に研究会が発足しました。昭和41年から本格的に植栽し、昭和52年には朝日農業賞を受賞するまでに産地が成長しました。那賀町で栽培するゆずは、発祥地である旧那賀郡木頭村の名から「木頭ゆず」と呼ばれています。約半世紀に渡るゆずの栽培で品質が認められ、風土や伝統が育んだ特色ある地域産品を保護する地域ブランドの証として、農林水産省よりGI(地理的表示保護制度)認定を受けています。木頭ゆずは、EU(欧州連合)へも出荷しており、海外でも高い評価を得ています。EUでは、主にフランスでフレンチや日本料理に青果や果汁が使われています。

- 部会代表者名
- 平川 誠
- 部員人数
- 110名
- 栽培面積
- 68ha
- 出荷時期
- 7月~翌年4月
- 年間出荷量
- 250㌧
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研究会では、1戸が50~60aの栽培面積を維持することを目指し、奮闘しています。自分で栽培について研究することが大事だと思っています。「木頭ゆず」のブランドを守るため、今後も高品質なゆずの栽培に励みます。
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ゆずは主に料理で使いますが、お菓子に香りを入れたり、皮そのものを砂糖漬けにしたり、お風呂に浮かべたり、幅広くご利用いただけます。黄金色の果実の美しい色合いも楽しんでください。
◎消費者の方へ
雑炊を作る時に鍋に木頭ゆずを1玉丸ごと入れて煮ると、爽やかな香りが広がって最高です。また、中身をくり抜いて味と香りのある器にすることもできます。なますや刺身、茶碗蒸しを入れて味わってほしいです。