JAアグリあなんの農業を支えていただいている
生産者の皆さまをご紹介いたします。
安全・安心のお米を届けることが使命だと感じています。
大宮 敏彦さん
就農したきっかけ
きっかけは実家が祖父の代から続くタバコ農家だったからです。最初は親と共に葉タバコを栽培し、畑作物の基本を学びました。その後、葉タバコを主として米、人参の三品目を栽培していた時期もありました。周りにもタバコ農家の先輩が多く、先輩や親に教えてもらいながらタバコづくりを通して植物生理を学んだ、その経験が今の水稲・人参栽培に活かされています。
周年を通じた作業
スケジュール
8月の刈り取り後から稲わらを腐熟させるためにトラクターですきこみます。次の田植えまでに4回ほど耕耘します。毎年4月10日くらいから田植えが始まるのですが、前年10月に播種した人参が3月末から4月の間に収穫時期を迎える為、4月は田植えと収穫作業を両立しなければなりません。天候と闘いながら計画的に作業を行わなければならないのが大変な所ですね。そして、5月末から6月がモチ米の田植えが始まります。8月のお盆位から稲刈りが始まり8月中に刈り取ってしまいます。モチ米の稲刈りは10月に行っています。
農業の魅力
安心・安全のお米を届けることが使命だと感じていますし、生きていく上で重要な食物を供給できることは社会貢献にも繋がることだと思い、その点が魅力だと思います。
農業経営における
最終目標
安全・安心で美味しいお米を安定的に消費者へ届ける事が目標です。
後継者の方に
むけての一言
安定的に収益を得るために、経営を学んでほしいです。露地栽培は天候に左右されやすく、立てた目標を毎年達成することは難しい時もあるかもしれませんが、経営者として頑張ってほしいです。また、私自身も後継者育成にも尽力できればと思います。
消費者の方へ一言
管内には、地理的特徴を生かした寒暖差によって育まれる多くの農産物があり、一級河川であり清流四国一にも選ばれた那賀川が流れる平坦部である阿南では温暖な条件を生かし早期であるコシヒカリ、主力ブランド名「阿波美人」が生産されています。
全国にはブランド米がたくさんありますが、改めて自分が住む地元の米を見直してほしいです。なぜならば地元の気象等の条件に合わせて、その土地ならではの米づくりが行われているからです。地産地消という言葉があるように、地元のお米についてもう一度考えてみてほしいです。店頭に並んだ状態では、どのような方法で栽培されたかを知ることはできません。可能であれば、実際に地元に合わせた方法で作られている生産者さんの作業されている場面にも目を向けてほしいです。
- 経営品目
- 米4.5ha
人参 40a
- 所属部会
- 水稲部会