JAアグリあなんの農業を支えていただいている
生産者の皆さまをご紹介いたします。
農家になって50年。農業は生き甲斐です。

西岡 喜代さん

就農したきっかけ
那賀町の相生地区出身で21歳の時に地元の農協で7カ月ほど購買や販売の仕事をしていましたが、22歳で木頭地区でゆずを栽培する夫と結婚し、農家になりました。葉わさびは、上那賀地区が発祥の地ですが、ゆずの生産を通して知り合った上那賀地区の先輩に教わり、平成2年から栽培し始めました。上那賀葉わさび部会の部会長になってからは20年になります。近年、高齢化で生産者が減少しているので、仲間が増えてほしいと願っています。
周年を通じた作業
スケジュール
1月から6月までは葉わさびを栽培し、7月から9月は、平成4年から栽培し始めたけいとうに取り組み、10月から12月は木頭ゆずの栽培に励んでいます。
農業の魅力
農家になって50年になりますが、農業は自分で体力を考えて家で自由に動けて仕事ができます。那賀町の作物の生産力を高めたいと、農業委員を務めていたこともありました。私は今73歳、夫は今年80歳になりますが、葉わさびの栽培は軽量作物で女性や高齢者も栽培しやすいので、夫婦で90歳になっても続けていきたいと思っています。
農業経営における
最終目標
農業ができることが生き甲斐で喜びがあり、とてもやり甲斐のある仕事なので、これからも元気に笑顔で現状維持に努めていきたいです。
後継者の方に
むけての一言
子どもと孫がゆずの収穫などを手伝いに来てくれているので、子育てが終わったら後を継いでほしいと思っています。
消費者の方へ一言
葉わさびは、生でそのまま刻んで玉ねぎやニンジン、ハムを入れてサラダにして、和風ドレッシングやマヨネーズ、ポン酢で食べてみてください。また、刻んで塩もみをして熱湯をかけて蒸らして搾り、ちりめんとニンジンで酢飯にする「わさびご飯」もおすすめです。すりごまをふり、ピリッと練りがらしをつけるのもいいですよ。
- 経営品目
- 葉わさび4.5a
木頭ゆず60a
けいとう15a
米10a
- 所属部会
- 相生けいとう部会 上那賀葉わさび部会 木頭果樹研究会