生産者紹介

JAアグリあなんの農業を支えていただいている
生産者の皆さまをご紹介いたします。

阿南市の農業はタケノコとともに発展してきたと言っても過言ではないと思います。

貞元 敏之

貞元 敏之さん

貞元 敏之

就農したきっかけ

昔から先祖代々管理していた竹林を引継いで就農しました。元々の山林には竹が少なかったけど別の場所から竹を貰い生産を始めました。

周年を通じた作業
スケジュール

最近は鳥獣害被害が増えてきており、対策設備の設置が負担になってきています。電気柵の設置が効果的ではあるが面積が広いために動物が目にあたるのを嫌がる枝付きの竹の柵や飛び越えられないような高いフェンスを設置したりしています。センサーで反応して音が出る機械を取り付けても効果が無いことも良くあります。たけのこには鹿やサルの被害は少ないがイノシシの被害を大変大きく、出荷量に大きく影響するので大変重要な作業です。
また、竹林で5~7年を経過した竹を伐採していく竹の間伐作業が良いタケノコを育てる為の重要なポイントです。伐採作業は危険を伴う作業であり、竹のそり具合によっては倒れる方向が予定していた方向から変わってくる場合があります。伐採時の倒す方向には十分に注意する必要があります。

農業の魅力

阿南市という地域の農業はタケノコとともに発展してきたと言っても過言ではないと思います。これからもタケノコ無しには地域農業の発展は無いという思いから熱心にタケノコの産地振興に取り組み、地域の農業を牽引していきたいですね。

農業経営における
最終目標

たけのこ栽培は栽培にかかる経費も少なくリスクが少なく、新たに農業を始める方にはオススメです。竹林を放棄するのは大変もったいない!この管内の竹林が有効に活用される事が最終の大きな夢です。
また、これからの時代、地中内のタケノコを探知できる機械が開発されたり、タケノコや竹の運搬が楽にできる機械の開発に協力が出来れば良いですね。

後継者の方に
むけての一言

阿南市のたけのこ産地を維持していくために若い生産者の方が多く増えてほしいと思います。たけのこは広い面積で栽培されていますが、広い面積を管理する作業は大変なので最初は収穫作業がしやすい狭い面積から管理を始めれば良いと思います。一緒に所得アップを目指してたけのこ産地を復活させるための協力をお願いします。

消費者の方へ一言

キャベツ並みの栄養素があり、ガン成分を吸着しやすいと言われています。体に良い食べ物なので多くの人にいっぱい食べてもらいたいです。都会の人達にこの阿南市の取れたての美味しいタケノコを味わってほしいと思います。
おすすめの食べ方はわかめとたけのこの煮付けです。北陸地方では昆布とたけのこの煮付け料理もあるみたいです。取れたてなら湯引きして刺身や味噌和えにしても美味しいです。小さいタケノコをアルミホイールで包んで丸焼きにしても焼き芋のように美味しく召し上がれます。

貞元 敏之
経営品目
たけのこ3.5ha
所属部会
筍部会